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「チベット わが祖国」

(中公文庫)ダライ・ラマ14世 著 木村肥佐生 訳


チベットわが祖国―ダライ・ラマ自叙伝 (中公文庫BIBLIO20世紀)チベットわが祖国―ダライ・ラマ自叙伝 (中公文庫BIBLIO20世紀)
(2001/11)
ダライラマ

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原題「My Land and My People , Memoirs of the Dalai Lama of Tibet」。チベット仏教の指導者ダライ・ラマ14世による自叙伝。写真は改版版のもの。以下、目次です。


第一章 農夫の息子
第二章 悟りを求めて
第三章 心の平和
第四章 隣人・中国
第五章 侵略
第六章 共産中国との出会い
第七章 弾圧のもとで
第八章 インド巡礼の旅
第九章 決起
第十章 ラサの危機
第十一章 脱出
第十二章 亡命、海外流浪へ
第十三章 現在と将来
訳者あとがき
資料と解説


ダライ・ラマ十四世の自伝であり、チベットの歴史、宗教、文化についても書かれています。

一~二章は高僧の生まれ変わりとして見出され、首都ラサで仏教について学んだ少年時代の思い出。
三章は中国侵攻以前のチベットの文化について。僧俗二重の社会制度、土地制度、軍隊、宗教観についての概要。
四章は紀元前から1950年までのチベット民族の歴史と隣国・中国との交流について。
五~九章は1951年の中国進駐と統治下のチベットの状況。1954年の北京訪問と1956年のインド訪問の様子。
十~十二章は1959年3月の「チベット動乱」の経緯とインドへの亡命。
十三章は亡命政府と中国政府との対話、国際社会への働きかけ、亡命者たちの現状と未来について。

 自叙伝なのでチベットの歴史、文化については概略程度しか書かれていません。一人称の語り口はところどころにユーモアが感じられて、読みやすいので、チベットの現代史の大枠を知るには良い本だと思います(当然、チベット人側の視点なので他の本と合わせ読まないといけないのですが)。
 チベット人の視点といっても、中国侵攻以前の自国の社会への批判的な意見も書かれていますし、中国の政治家に対する好意的な評価もあります。物事を客観的に、公正に捉えようという姿勢が伝わってくるようで、何度読んでも背中が伸びる気がします。

 3月に入ってから少しずつ読み返していたのですが、もたもたしているうちに世が慌しくなってしまいました。チベット本土の人たちが仕事を得る機会、働きに見合う正当な収入を得て、信じるものを信じていると大きな声で言える――そんな状況になって欲しいと思います。 (2002/2初読、2008/3/16再読)
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  1. 2008/03/16(日) 19:51:54|
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