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「ジャータカ物語 上・下」

 (第三文明社)
ジャータカ物語―釈尊の前世物語 (上) (レグルス文庫 (155))ジャータカ物語―釈尊の前世物語 (上) (レグルス文庫 (155))
(1984/07)
津田 直子

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お釈迦さまの前世の物語「ジャータカ」を童話のかたちで語ったもの。
上巻には28篇、下巻には25篇を収録。南伝大蔵経所収のパーリ語本の「本生経」による。



 お釈迦さまの前世の物語、と聞いて「お説教くさいかも?」と身構えましたが、いえいえ、とても面白かったです。

 挿絵入り、わかりやすい言葉、リズムある文章で書かれたお話。新書の体裁ですが、上巻にはふりがなもついているので小学校中~高学年くらいで充分読めると思います(しかし何故か下巻にはふりがなが無い)

 あとがきによれば、「アラビアン・ナイト」や「イソップ寓話」、「今昔物語」などに類話があるとのこと。仏教が伝わった国々よりももっと遠くまで広まり、親しまれたということに驚きました。なるほど、「わがままなおきさきの話」、「月のうさぎ」、「大地が壊れるっ」など、どこかで読み覚えのある展開でした。

 印象的だったのは。

 情の篤いヤシャ女を捨てて人間界へもどる夫と息子のお話「足跡を知るじゅもん」。
 喧嘩の仲裁をかって出て、奥さんご所望の魚を手に入れる「ジャッカルと二匹のかわうそ」。
 修行者にわが身を施そうとしたうさぎのお話「月のうさぎ」。
 金のガチョウに生まれかわったバラモンが、その羽根でかつての妻と娘を助けようとする「黄金の羽根」

 親孝行も施しの心も師弟の絆も、どれも日本の物語よりはるかに情が濃く、深く描かれているように思いました。

 そして、なんとなく面白くて気に入ったこと。
 地上に何事か起こると、サッカ(帝釈)の座っている石の椅子が熱くなってしまうらしい。
(2009/11/19 読了)

今回から、目次を下に書くことにしました。


目次
(上巻より)
ライオンとジャッカル
おしゃべりをやめた王さま
金色のしか
麦菓子の袋
ラーマ王子のサンダル
賢いはとと食いしん坊なからす
四つの詩
欲の報い  他

(下巻より)
マニカンタ龍王と兄弟の苦行者
目を施したシヴィ王
さる王とわに
月のうさぎ
白象と幼い王子
賢者スッパーラカ
友達
黄金の羽根  他
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