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残すのは足あとだけ

ヒマラヤ国際映画祭、今年も堪能してきました。



「残すのは足あとだけ」 ヒマラヤ国際映画祭2010 より
原題: Leave Nothing but Footprints
監督: サンジェイ・バーネラ
共同監督:サンジェイ・ヴァサント
製作国:インド
製作年度:2007年
音声:英語
字幕:日本語
本編:36分

  ↓


観光は地元の雇用を増やし国庫を潤す一方、ごみ、自然破壊、インフラ不足などの問題をもたらす。
インド国内のヒマラヤの様々な観光地の現状と改善への取り組みを見つめ、自然・文化・経済に優しいエコフレンドリーな観光とは何かを考える。



 共同監督のサンジェイ・ヴァサント氏は2008年上映の「草地戦争」の監督。

 「ゴミは(あっても)気にしなければいい」「ゴミはインドの象徴よ」というツアー客の言葉にぎょっとしました。

 でも、自然が汚されれば、観光そのものが成り立たなくなることに気づいて、地元の努力が始まっているところもある。その例として、カンチェンジュンガを望むヨクサム・トレッキングルートの保全が紹介されていました。

 トレッキングに出かける前に、観光客は持ち込むペットボトルや缶の数を申告、預かり金を払っていくデポジット制。また、ルート内の樹木を切らないように、燃料用の灯油の携行を義務付けられているらしい。
 こうして、自然が守られることで観光客が続けて訪れる。ホームステイツアーなどで少しずつでも収益があると、地元の理解も得られるようになった。

 しかし、もう一方で。地元の努力だけではどうにもならないものがある。
 たとえば、街角のゴミ箱。分別するようになっているけれど、それを収集した後は、同じ場所に運ばれて一緒に埋め立てられてしまう。法規上は禁じられても、現実には法がうまく機能していないらしい。これは、政府の問題。

 自然・文化・経済に優しい――エコ・ツーリズムって、どういうことなのか?
 その概念の規定からして難しい、というのが監督のお言葉(上映後のトークより)。
 開発と環境保全のバランスをどうやってとっていくのか。経済的に成り立つのか。地元と政府の協力体制はどうなっているのか。開発に関わる企業は環境にどこまで責任を持つのか。


 確かに、私も山や川ではゴミは捨てないけれど、家までは持ち帰らない。
 正直言って、最寄駅まで。もしくは、最初に出会ったコンビニまで(笑)。旅行シーズンともなれば、観光地のゴミ箱はしじゅう満杯になっているから、地元は大変だろうと思う。
 それでは、代わりにお土産をひとつ多く――たとえば、山菜でも買えば地元に還元されるのかな。
 しかし、その山菜の出どころは……。

 そんな具合で、いろいろ考えさせられる映画でした。
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  1. 2010/11/29(月) 22:21:44|
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