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ナーガ族の叫び

「ナーガ族の叫び」 ヒマラヤ国際映画祭2010 より
原題: Naga Story: The Other Side of Silence
監督: ゴパル・メノン
製作国:インド
製作年度:2003年
音声:英語
字幕:日本語
本編:62分

  ↓


ナーガ族はインド北東部に暮らす先住民だ。その数、300万人。50年以上に渡り、民族自決権をインド政府に求め続けている。
その結果、彼らは凄まじい暴力と人権侵害に晒されることになった。知られざる民族闘争を、インド人ジャーナリストが命がけで告発。多くの困難を克服し5年もの歳月をかけて完成された衝撃のドキュメンタリー。




 インド北東部、不穏なニュースをたびたび目にしていたものの、このような経緯があったとは知りませんでした。

 インド独立時、政府にナーガの自治の確保を求めたが、併合され、現在でもまだ民族自決権を求めて抵抗が続いているということに愕然としてしまった。
 抵抗を制圧したインド国軍兵士によるレイプ、暴行、殺人がナーガと政府との間の不信を煽り、断絶は深まるばかり。

 ナーガの女性たちの証言は生々しい。
 兵士に暴行を受けたあげくに殺された十代の女性、その父親の言葉「一生、あきらめずに追求する」。
 子供を足蹴に暴行する兵士に向かって、「その足が祖国の地を踏むことを、大地は許さないだろう」と言った女性。
 ある母親は、子供たちには父親の悲願だった独立の自由を味わって欲しい、と語る。

 兵士の、一般人への暴力行為はヒマラヤの反対側と同じくらい残酷なものだと思った。
 でも、インドではいくらかましなのかもしれない。映像の中で、一般の人が政府を相手取って裁判を起こし、裁判所が政府に賠償金の支払いを命じた例があった。集会を開き、要求を掲げてデモをすることもできるらしい。
 対決ばかりでなく平和を、政府との対話を求めてデモをする人々の姿にほっとするというのも、おかしなことなのだけど。

 ぽつりと語られていたナーガの老人の言葉。

 「インドは独自の国。ナーガも独自の国だ。大きい国もあれば、小さい国もある。大国が小国を脅かしていいものではない」
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  1. 2011/05/10(火) 22:55:01|
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