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「中国少数民族服飾」

(美乃美) 中国中央民族学院/中国人民美術出版社 編


中国少数民族服飾 (1981年)中国少数民族服飾 (1981年)
(1981/05)
人民美術出版社

商品詳細を見る

1982年に日中合同出版されたもの。英題「Costume of the Minority People of China」。
中国の55少数民族の伝統的民族衣装、服飾品を写真で紹介する。また、巻末では各民族の人口や主な居住地、服飾の特徴が解説されている。


チベット本に戻る予定でしたが、先週の記事に関連するので、ひきつづき民族衣装のお話です。

 奥付は1982年発行ですが、序文の日付からすると中国では1980年発行されたのかもしれません。
 前半は各民族の服、帽子、靴、冠や首飾りなどのアクセサリー、かばんが紹介されています。刺繍やパッチワークも見事なのですが、他に鳥の羽をあしらったトン族(トンは、人偏に同)の衣装、苗族の銀細工の冠の美しさにはため息ついてしまいました。

 ただ、55民族すべてをとりあげるために、それぞれ紹介されている衣装は数点にとどまっています。
 また、人が着用したところではなくて衣装だけしか撮影されていないのが惜しいです。洋服とちがって、民族衣装はたるませたり、ぴんと引っ張って形をつくるものなので、どういう着方であるかが大切なのですが。
 さらには、どの衣装にどの靴、帽子という組み合わせにも定型があるはずなので、それがわからないのがもったいない。ちょっと半端な印象の本でした。 (2008/5/1読了)

 余談ですが。
 ふと気になったので、巻末に書かれていた各少数民族の人口を2000年現在と比べてみたら、130~220%という、ものすごい増加率だったので驚きました(シボ族の400%増とかトゥチャ族700%増などは過去の人口調査が正確であったのか、疑問もありますが)。

 しかし、それでも中国最大の少数民族チワン族1800万人ですら人口の1%にすぎないんですね。
 こんなデータを見ながら中国の地図を眺めていると、少数民族の独立を何が何でも認めないという中国政府の言い分ももっとも、という気もします。

 それと同時に、こんな人口比を抱えながら内外に対して『多民族国家』という顔を保たねばならないとはご苦労なことです。この矛盾解消のために何をしているのか、内情が気になります。
 

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  1. 2008/06/08(日) 11:06:28|
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