チベット 本の苑

チベット関連の本の紹介

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ヒマラヤ映画祭&アート展

このブログではニュースやイベントのご紹介はしないつもりですが(チベット情報系サイトさんも多いですし、とうてい世の中のスピードについていけないので ^^;)。でも、特に思い入れのあるイベントなのでご紹介。 

<ヒマラヤ国際映画祭:チケット販売予定を追記しました>

THE MISSING PEACE TOKYO
会期:10/17(金)~11/9(日)
東京・代官山 代官山ヒルサイドテラス
公式サイト→ http://www.missingpeace-jp.org/index.html

FEEL TIBET
会期:10/17(金)~11/9(日)<10/25と毎週火曜日をのぞく > 
東京・代官山 奈良県代官山i スタジオ
公式サイト→ http://www.feel-tibet.org/

ヒマラヤ国際映画祭TOKYO 2008 
会期:10/31(金)~11/3(月)
東京・代々木 国立オリンピック記念青少年総合センター
公式サイト→ http://www.himalayafilmfestival.jp/




THE MISSING PEACE

THE MISSING PEACE東京展は、30ヶ国から60人のアーチストが参加する、人々に「平和」を創り経験したり、考えたり、話し合ったり、感じたり、築く機会を提供する国際的なマルチメディアアートの巡回美術展です。
アーティスト達はダライ・ラマのメッセージ、ヴィジョン、活動からインスピレーションを得て、人間の持つ“慈愛”、“非暴力”、“共感”、“忍耐”、“勇気”、“抑制”、“責任”を、絵画、彫刻、写真、ヴィデオ、インスタレーションなど、多岐にわたる作品を通し表現しています。
これらの作品は、ダライ・ラマ法王の声を増幅し、平和と倫理教育を支援しています。
また、THE MISSING PEACEの作品は、開催中何度かに渡りオークションに掛けられ、共同主催者である「ダライ・ラマ財団」と「チベット100人委員会」の平和活動のための基金となります。
美術展は2006年6月11日、ロサンジェルスのファウラー・ミュージアム・オブ・カルチュラル・アートより始まりました。その後、5年間に世界中の10都市を巡回する計画です。
 (開催概要より)

 今後の開催候補地はベルリン、ロンドン、プラハ、ザグレブ、ワルシャワ、シドニー、ソウル、トロント、リオデジャネイロ、チューリッヒ、セヴィリアなど。

 海外でこういうアート展が行われていたとは知りませんでした。これまでは米国内のみで、今回の東京が初の渡航のようです。
 アーティストが創りたいものをつくれる、言いたいことを言える状況――それこそ貴重な「平和」だよなあ、と思うので応援してます。



FEEL TIBET

チベットには信仰に根ざした生活と、豊かで多様な文化があり、またその周りにはチベットの仏教文化に影響を受けた広いチベット文化圏がひろがっています。今回、「FEEL TIBET―チベットを感じる」では、
その地が育んだ文化・民俗資料の展示、講演会、映像等を通して、多くの方々に生きたチベットに五感で触れて、感じていただきたいと思っております。
 (挨拶文より)

 催事概要は、仏教関連の品や衣装・生活用品の展示、講演会、ビデオ上映、体験レッスンなど。

 個人的には展示に期待大。みんぱくで物足りなかった気持ちをここで充足させよう、と目論んでます。文字からチベット情報を得ることが圧倒的に多いので、目や耳で感じる機会がとても嬉しい。チベット本土なりダラムサラへ行かれれば一番いいのですけど。



ヒマラヤ国際映画祭

ヒマラヤの尽きせぬ魅力、価値を、ヒマラヤ関連の映画作品を通じて世界の人々に伝えることを趣旨に始まった国際映画祭――それが「Himalaya Film Festival(ヒマラヤ国際映画祭)」です。

「ヒマラヤ・アーカイブ・ネーデルランド」(オランダNGO)と「ヒマラヤ・アーカイブ・ジャパン」(日本NPO申請団体)は共同で、東京において第二回目となる「ヒマラヤ国際映画祭」を開催します。
「ヒマラヤ国際映画祭」は、”地球を考える ヒマラヤから考える”をコンセプトに世界各国の秀作ドキュメンタリーを紹介する映画祭。 地球温暖化、民主化、紛争、『チベット問題」など、今、ヒマラヤから様々なメッセージが発せられています。この秋、「ヒマラヤ」が東京で”世界”を語ります!
 (挨拶文より)

 環境、文化、政治&人権など5部門 30作品を上映。

(追記)
映画のチケット:10/11(土)~チケットぴあ(全国のチケットぴあ店舗、コンビニエンスストア窓口)にて販売開始。
ワークショップのチケット:ヒマラヤ・アーカイブ・ジャパン事務局へ問合わせ下さい。


 私は2006年に渋谷で開催されたときに8本の作品を見まして、その時の感想メモを記載します。どの作品を見ようか、迷っておられる方の参考になれば幸いです。
 前回、見落とした作品も多いので、とても楽しみにしています。今年の私のねらいはブータン。感想が舞い上がってるところはご容赦ください(笑)。

       *         *         *         *         *

2006年 ヒマラヤ国際映画祭 感想メモ

『”死の領域”を越えて』(場所:ネパール)
 二ヶ月という短期間の間にヒマラヤの3峰に登頂した登山家ジャン・クリストフ・ラファイユの姿を追ったフィルム。

 天候が好転するのを待つ狭いテントの中の様子、間近にある岩肌など見ごたえある映像でした。ラファイユ氏は2006年2月マカルー登頂中に消息を絶ったそうです。

『歌声はヒマラヤのかなたに』(場所:ネパール)
 ネパールの人気ミュージシャン(ごめんなさい、名前を忘れました)は、民謡を自身のアルバムで演奏したいと願い、曲のルーツを求めて山岳地帯の牧畜民を探しにいく。

 慣れない山中へ向かう三人連れの旅がユーモラスです。牧畜民同士が出会うために、同じ民謡が谷や山を越えるたびに少しずつ変化していくのだそうです。メロディが変わったり、歌詞が変わったり。また、楽器が加わることでリズムにも変化が加わる。そんな話が面白い映画でした。

『運命の高峰』(場所:ネパール)
 ともにエベレストの山頂を目指した友人登山家たち。しかし、二人は山頂に立ったものの、一人は下山途中に命を落とした。

 友人を置き去りにしなければならなかった、苦しい決断を迫られた登山家の言葉がとても胸に痛かったです。亡くなった友人がいかに周囲に愛された豊かな人柄であったかを語り、その悲願であったエベレスト登頂に同行した意味を訥々と語っています。
 崖のような斜面を上から見下ろしたものなど迫力ある映像も素晴らしかったです。

『戦火にさらされる学校』(場所:ネパール) *今回(2008年)の上映はありません
 国王派、毛沢東派の武力闘争に揺れているネパール。政治的な抗争に巻き込まれて命を脅かされる教師や生徒の姿が映される。

 ネパールの社会情勢をよく知らないのですが。両派のどちらにも属さないのに、また選ぶこともできないのに拉致、処刑される教師たちの苦悩、子供たちの姿が突きつけられました。
 いずれの政派が力を得るにしても、すでに子供たちには社会不安の影響が現れている。
 また実際問題として、戦闘による怪我で不自由な体になった子供たちがいる。「この子や老いた自分がどうなるのか」と嘆く親の姿に、この問題が長くネパールに負わされるだろうことが感じられました。

『天国の森』(場所:ネパール)
 ネパールの国境近くに広がる森は、神々からの贈り物として尊ばれてきた。そのヒマラヤの森林伐採の現状を伝える。

 森林伐採は辺境区域の貧困と関係しています。寒冷な土地での農作物の栽培、その市場があるのかどうかという経済問題。そして、古くから行われてきた部族間での相互扶助の関係(所有地域内で放牧をさせてもらうかわりに木を切らせるなど)にも触れられています
 もともとネパールはチベットとも交流が深く、物々交換なども行われてきましたが、近年になってその物量が増えているということでした。中国産の木炭が日本へ多く輸入されていると新聞で読んでいたので、これにも唸ってしまいました。

『チベットの高僧』(場所:中国・チベット)
 カナダ人青年とチベット仏教僧の出会いではじまるロードムービー。僧侶の生い立ちと西洋への布教活動を描く。

 雪山や僧侶の故郷など、風景が美しかったです。場所ははっきり語られていないのですが、カム、かなあ。ご存知の方いらしたら教えて下さい!
 馬に乗った村人が僧侶の出迎えに来る様子、色とりどりの旗を翻して走る馬(と人)が素敵で、見惚れてしまいました。いや、かっこいいわあ、と(笑)。
 そういえば、下の「遊牧民と呼ばれて」に登場の青年も爽やかな二枚目でした←煩悩の塊だ。

『遥かなるガンジス』(場所:インド) *今回(2008年)の上映はありません
 インドで行われる大祭クンブ・メラの様子。そして、ヒンズー教の聖地であるガンジス源流をめざしてヒマラヤ山中へ向かう旅を描く。

 ヨーロッパの人からインドはどう見えるのかが感じられて面白かったです。いかにも怪しげな風体の修行者、英領だった頃の名残の避暑地の様子も映っています。私自身、このあたりの知識がまったくないので、何を見ても新鮮でした。
 氷河の後退のために、年々「源流」の出発地点も変わる、という言葉には複雑な思いになりました。

『遊牧民と呼ばれて』(場所:ネパール)
 チベットの遊牧民族の現在の暮らしを映す。伝統と現代の生活習慣の間で、遊牧民として生きていく意味とは何か。

 公式サイトでは「場所:ネパール」となってますが、撮影地はチベットですよね? 今回見た8作の中で一番好きでした。
 まだ若い遊牧民の青年一家を取り上げて、その経済状況や生活の変化を描いています。
 草原に柵を作って遊牧民各家に土地を分配するという政策のもたらしたもの、遊牧の生活と周辺地域の経済とのずれ、遊牧民同士のつきあいの変化、子供の教育について。
 青年が訥々と語る言葉は、単純でまっすぐで、とても力強かったです。何というか、とても「まっとう」な考えと行動を見せてくれた映画でした。いや、その強さからいえば……つきつけられた、という方がいいかもしれません。
 15か6で結婚、今は10人の子供がいるという青年は学校へ行くことができなかったため、自分の妹や子供の教育は大事だと何度も言っています。
 そして、そのために必要な金をどのようにして手にいれるか、どのように生きていくのか。考え、行動し続けているのです。

 私が下手にまとめるより、映画の中の言葉の方がよほど印象的でしたので書いておきます。(記憶頼りなので文言は違うかも)

「土地が公平に分配されるというのは、たぶん良い事なのだろう。しかし、自分の土地に水がなければ家畜は柵を越えて、隣の土地に入り込んでいく」

「金があっても、無くても、それを使わなければならない」


            *       *
蛇足:8本見終わっての感想

 偶然、登山家の作品(「死の領域を越えて」「運命の高峰」)と、地元社会の生活を描いた作品(「天国の森」「遥かなるガンジス」)を見ましたが、そこに書かれている山のイメージはずいぶん違う。
 征服するべき場所として描かれる山と、畏敬の眼差しで見上げられる山。両方の視点を見られて良かったと思いました。

 あと、ドキュメンタリー映画をたくさん見るのは、面白いですがパワーが要りますね。タイプも完成度もまちまちの映画たちでした。
 今回、惜しかったのは、公式サイトでも会場で配られたパンフレットでも、年代や製作者、製作背景についての情報を得られなかったことでした。いつ、誰から誰に対して、どんな意図で作られた作品なのかを知りたい。
 映像の美しさも、社会問題としてヒマラヤの現状を考えるにあたっても素晴らしい作品ばかりだと思うのですが、作品背景がわからないと充分な理解もできず、もったいないと感じました。
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  1. 2008/09/22(月) 21:58:03|
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