チベット 本の苑

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風の馬 -ルンタ-

       (本の雑誌社)
風の馬[ルンタ]風の馬[ルンタ]
(2008/02/14)
渡辺 一枝

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2000年以降、政府の西部大開発計画の中で急激に変化し続けるチベット。この地へ20年以上通い続けてきた作者が旅の中で撮りためた写真をあつめたもの。1995年から2007年までのチベット各地の風景60点あまりが収められている。


 作者の講演会には二度ほど参加しました。ゆっくり穏やかに話される方で、無駄な言葉がない。さすが作家だ、と感激しました。
 写真にもそんな行き届いた感覚がうかがわれます。
 やわらかくて細やか。きりっとしていて、清清しい――ほんとうに写真というのは撮る人の目によって違ってくるものだ、と感じました。シャープな写真を好む人には物足りないところがあるかもしれませんが、私は好きです。

 収められているのは、山容とそのもとで行われる農作業、放牧風景。祭りの様子、巡礼の旅人の姿など。

 全作品が白黒写真だったので、最初に手に取ったときは古い写真集かと思いましたが、出版は2008年初め。また、他の著書(「バター茶をどうぞ」)にカラーで掲載されていた作品もあったので、この本はあえて白黒にして掲載しているんですね。
 カラー写真とはひと味違う、時間の変化と無関係なものを写しだそうとしているのかもしれない。ここには、「この風景がいつまでも変わらず、失われることがないように」という作者の願いが込められているのではないかと思いました。

 私が特に好きだったのは、カム地方の祭りの競馬風景、タシ・ツェリンという5歳の少年の大人びた表情、ツォ(チベット・アンテロープ)の姿、収穫の感謝祭に畑へ向かう人々の行列。各写真につけられた作者のコメントも優しさがあって魅力的です。 (2008/10/7読了)
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  1. 2008/10/11(土) 20:56:27|
  2. 写真|
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