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雑感:仏教をちょっとのぞいてみる 3

護国寺でおこなわれている「bTibet08」の入門講座を聴講。
その後、渋谷へ移動して石濱先生の講座を聴講。

校内を放浪した学生時代を思い出しました。


bTibet08

 実を言えば。行くかどうか、ぎりぎりまで迷ってました。

「お寺なんてきっと居辛い。落ち着かない」
「でも、『初心者向け』という今回のイベントを逃したら、あとはハードルが高くなるだけ」
「でも、正座は苦手」

 ああ、こんなに迷って憂鬱ならいっそ行かなければいい、と思ったのですが、結局行きました。

        *       *      *

 入門講座は「チベット仏教における化身ラマ制度について」。
 難しい言葉が多くて、走り書きを読み返してもさっぱりわかりません。いつか、わかる時もくるだろうと期待することに。
 断片的に覚えていることといえば。

人は物質+精神でできていること。
物質が無くならないように、精神もゼロにはならないこと。


 だから、生まれ変わりも当然あり、なのか。こういう理屈(筋というべきか)があるとはわかっていませんでした。

ブッダの仕事は衆生を助けること。そのために化身をあらわす。
観音菩薩の化身は無数に存在し続ける。


 化身は必要性があるところには、いつでも、いくらでも、現れるということでした。
 そう聞いたら、どこかで読み聞きしたイメージが思い出されました――月はひとつだけだけれど、水面にうつる月はたくさんある、という話は、このことだったのだろうか?

        *       *      *

 結局、正座しなくても大丈夫だったし、スタッフの方の笑顔にもほっとしました。
 チベット関係で出会う方はいい方ばかりなのに……。どうしていつまでもお寺さんを敬遠してしまうのだろう。

 持参したお饅頭の扱いに悩んでしばらく膝の上で温めていましたが、これも講演が始まる前には無事お供えできました。自分で供えにいってOKとは思わなかった。

 ただ、ちゃんとお参りができたのかどうか心許ない。
「初めまして、お邪魔しております」と考えつつ手を合わせたのだけれど、これでよかったのだろうか。
……我ながらひどい話です。


「チベット仏教世界の歴史的展開」 第二回「モンゴル帝国を虜にしたチベット仏教」

 今回から概要を少し端折ることにしました。よく考えたら、先生にも東急セミナーさんにもご迷惑かと思いましたので。

・大乗仏教の誕生
・「転輪聖王」像と仏の性質
・王の地位に関して。上座部仏教と大乗仏教の違い
・チベット仏教のモンゴルへの波及


サキャパンディタがモンゴルへ赴いたことには、「チベットの仏教界のモンゴルへの降伏儀礼」と「モンゴルによる聖者の招聘」という二つの意味があった。
サキャパンディタの跡継ぎパクパがフビライ・ハーンに灌頂を授けたが、その際に王と僧の権威をきっちり分けている。


 このあたり、以前に本を読んだので大体の流れは知っていたのですが、「転輪聖王」とか「王と仏の立場関係」という説明を聞いた後だとまた興味が湧きました。

 そして、前回講義のアショーカ王に続いて、今回はフビライ・ハーンの仏教への傾倒ぶりについて。
 モンゴル帝国が征服した先々に義務(軍事協力や人質)を課しながらも、一方で聖職者を丁重に扱ったり、現地の文化に干渉しなかったこと。そして、元朝でのチベット仏教の重用されっぷりといった話が面白かったです。

 キリスト教徒、イスラム教徒、仏教徒を呼んで「どれが一番だ。どれが真実だ」と聞くというのも直裁なやり方。
 そして、チベット仏教が一番となったら、中国仏教の寺よりパクパを上位と定めたり、新しい祭りをおこなったりとやることも徹底している。

 フビライは西欧へ『賢者百人を遣わせ。キリスト教が最もいいと納得したら、全権力層がキリスト教に帰依しよう』と言っていたらしい(これは講義ではなく本から)。
 サキャパンディタやパクパが頑張ってくれたおかげで、選ばれたのが仏教でよかった、と思った。選ばれたのが一神教だったら、チベットはこの時点で無くなったかもしれない??

そして、14世紀に大砲が登場すると、モンゴルの騎馬民族の勢力も衰えていく。
国が最も繁栄した時代とつながるチベット仏教が、現在もモンゴルの人々のアイデンティティの大切な一部となっている、というお話には、思わずじんとしてしまいました。

 来月はビジュアル系の(?)資料も多いそうで、今から楽しみです。
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  1. 2008/11/16(日) 18:12:23|
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