チベット 本の苑

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ダラムサラと北京 提唱と往復書簡1981-1993

(風彩社) チベット亡命政府 情報国際関係省   西依玉美 訳

amazonなどでは扱っていません。風彩社、東方書店、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所から入手できます。


1981年から12年にわたるチベット亡命政府と中国政府との連絡と政治的信号の記録。1987年に亡命政府より提唱された「五項目和平案」とそれをめぐる書簡が中心。
後半の「モンゴル帝国とチベット」では、13~14世紀のチベットとモンゴル帝国の歴史的関係をたどり、中国が主張するチベット領有権に対して反証する。

もとになっているのは、亡命政府の情報国際関係省が発刊した下記の小冊子他。
「ダラムサラと北京」
(原題「Dharamsala and Beijing initiatives and Correspondence 1981-1993」:1994刊行)
「モンゴル帝国とチベット」
(原題「The Mongols and Tibet」:1996.3刊行)

目次は大きい章題のみ(2000年発行の第一版より。その後重版されて装丁は変わっていますが、多分、内容の変更はないと思います)

・ダラムサラと北京 提唱と往復書簡
・チベットに関する新華社のインタビューへのコメント(1994)
・ダライラマ法王3月10日声明(1999)
・ダライラマ法王64歳生誕祝賀パーティー(1999)

・モンゴル帝国とチベット 二国間の関係の歴史的検証
・添付資料


 この本に収録されているのは、いわばビジネスメールや社内資料の類。
 なので、感想というのは述べられないのですが、時々取り出してはニュースを見る参考にしています。
 「完全な独立は別として、他の全ての問題は論議され、解決される」という1979年の小平の言葉を受けて、関係者が動いていた時期の記録になります。

 『往復書簡』といいながらも、ほとんど往復になっていないのですね。
 中でも、「閻明復からのチベット亡命政府への文書」と「チベット亡命政府から閻明復の文書への回答」をつき合わせて読むと、北京とダラムサラの対話がどれだけかみ合ってこなかったのかが窺われました。
 経緯を知るだけならweb上で概要を調べればいいのでしょうが、こういう本を読んで「本当に、本当にかみ合わなかったんだ」と感じるのも大切な気がします。そこから、また別のものが見えてくるのかもしれない。

 また、上の文書の中では、この本に載っていない法王の記者会見についても言及されています。
 90年代前半、こういう記者会見の内容はどうやって、どのくらい知られていたのでしょうね。個人がネットを見られるようになったのがこの頃だと聞いたことがありますが(私はさっぱり知りませんでした)、新聞やTVで扱われなければ知らない人の方が多かったでしょう。
 今は、報道機関なり個人が取り上げれば、数時間以内に概要を知ることができる(自由に閲覧できて、の話ですが)。同時に、間違った内容が流布したり、あからさまに取り上げない場合も、うっすらと気づくことができる。不思議な世の中だと思う。
 そして、それでもなお光が当たらない場所があるのだ、と思うと複雑な気持ちになります。

 「モンゴル帝国とチベット」は、石濱先生の講座の話とつながる気がするので再読中。

(2005/4/16読了 2008/11/20再読)

 ところで、試しに紹介文の文字色を変えてみましたが、少しは読みやすくなったでしょうか。うちのPCの画面は色がおかしいので確認していないのです。
 文字サイズ等もご要望があればお知らせ下さい。変え方がわかったらやってみます。
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  1. 2008/11/22(土) 22:58:41|
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  4. コメント:2

「チンギス・ハーンの伝説 ~モンゴル口承文芸~」 | ホーム | 雑感:仏教をちょっとのぞいてみる 3

コメント

lさん

こちらこそ留守がちで失礼しております。

>映画祭

山の映画も見ましたよ!
lさん好みかと思われますので、次回開催の時にはぜひぜひ
ご覧になってみて下さい。感想はもうちょっと待ってね。

>政治、嫌いといいながら

あ、それほど政治政治した(?)印象の本ではなかったですよ。

でも、政治、外交、軍事は苦手な分野ではありますが、興味深いです。
何故なら、自分ではこういう思考は絶対にしないので。
世の中にはこんなにいろんな考え方がある、と知るだけでノックアウトされます。

お立ち寄り下さってありがとうございました~
  1. 2008/11/28(金) 23:12:35 |
  2. URL |
  3. りんか #195Lvy4Y |
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  1. 2008/11/27(木) 22:32:21 |
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