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「チンギス・ハーンの伝説 ~モンゴル口承文芸~」

 (角川選書)
チンギス・ハーンの伝説―モンゴル口承文芸 (角川選書)チンギス・ハーンの伝説―モンゴル口承文芸 (角川選書)
(1993/09)
蓮見 治雄

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モンゴルに歌い継がれた民話や叙事詩などの簡単な紹介と、それを生んだ遊牧民の生活との関係を考える。


 聞き覚えて語り継ぐ――文字と言葉を分けて考えられない身にはなかなか想像がつかず、興味をそそられます。
 口承文芸を採録して文字に著したことで初めてモンゴル以外の場所にも広く知られたのだと思うと、採録した人にありがとう、と言いたくなります。
 そして、こういう研究者の仕事もすばらしいけれど、もちろん口から口へ、生きた言葉として伝えられていって欲しいものだと思います。

 日本人にはぴんとこないが遊牧民ならでは、という比喩の説明や、民話の中に繰り返し現れるモチーフの読み解きが面白かったです。
 どんな話や伴奏の種類があるという民俗資料としての説明だけではなく、遊牧生活のどんな場面で語られるということも書かれています。語り手を囲む風景を思い浮かべられるのが嬉しい本です。
(今、手元に本がないのでうろ覚えですが。確か季節による遊牧生活の違い、立場によるゲル内での座席順の決まり、など生活文化全般についての話も載っていたと思います。これは後日確認しておきます)

 伝説を語るこつを表わした言葉が印象的でした。

「これは本当のことだ」と思いながら「これを信じるように」という気持ちで語る。

 そうすると伝説は、その背景に「本当のことがあり」、「信ずべきものがある」と伝わるのだそうです。
 文字があっても無くても、伝える、伝わるって、こういうことなのかも、とふと思いました。
(2005/4/27 読了)
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  1. 2008/11/30(日) 18:11:33|
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