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盲目のクライマー

「盲目のクライマー」 ヒマラヤ国際映画祭2008 より
原題:Farther than the Eye Can See
監督:Michael Brown
製作国:USA
製作年度:2003年
音声:英語
字幕:日本語
本編:75分



エリック・ヴァンマイヤーは盲目の登山家として世界で初めてエベレストへ挑んだ。彼に共感する仲間のサポートと自身の感覚を頼りに頂上を目指す。


 盲人が山に登って何になるのか、という問いに対する答えが素晴らしいです。

 「風が変わる。雪片が頬に当たるのを感じる」「山から音が響いてくる」

 目で見える以上のものが感じられる、という原題どおりの言葉でした。

 また、エリックと彼をサポートした仲間たちのつきあい方にも注目しました。
 程よい距離を保って、必要かつ最低限の手助けをする――登山のコツとか勘どころもあるのでしょうが、手助けしようとする相手を深く理解していないとできないのだろうな、と思いました。

 パーティの全員でふもとからトレッキングして、目指す山頂を見ながら「一ヵ月後にはあそこにいる」と話して笑い合う姿がよかったです。
 同行したシェルパとの交流はあまり描かれていませんが、一緒に祈りを捧げ、ツァンパを空に投げる姿にほっとしました。他の映像作品で、シェルパの働きをあからさまに非難する登山家を見たこともあったので。


 以下、山の話にご興味あれば。関連映画や本のご紹介です。

映画「ブラインドサイト」 http://www.blindsight-movie.com/

 チベットの盲学校の生徒たちがエリック・ヴァンマイヤー他のガイドチームの助けを得て、ヒマラヤのラクパリを目指すドキュメンタリーフィルム。
 私はあまり好みではなかったですが(盲人の子供よりも大人の都合が目立っているような気がして)。つららを割る音、高峰の雪と氷の色合いなどとても美しい映像があります。

 また、映画の中、登山家の死を悼む碑を写した一場面にロブ・ホールという名が映っていたと思います。
 この方は1996年に12人の死者を出したエベレストの遭難事故の犠牲者の一人。この事故に関する本を読んだことがあったので、書名のみ挙げておきます。
 エリックたちは無事に下山したけれど、生きて帰れない人もいる。そこを分けたのは何なのか。考えさせられます。

空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか (文春文庫)空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか (文春文庫)
(2000/12)
ジョン クラカワー

商品詳細を見る
「空へ -エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか-」
登山ビジネスの実態を取材するためにホール隊に同行していたジャーナリスト、ジョン・クラカワーによるドキュメンタリー。


デス・ゾーン8848M―エヴェレスト大量遭難の真実デス・ゾーン8848M―エヴェレスト大量遭難の真実
(1998/09)
アナトリ ブクレーエフG.ウェストン デウォルト

商品詳細を見る
「デスゾーン」
遭難事故の際、別隊のガイドを務めていた登山家アナトリ・ブクレーエフによるドキュメンタリー。


死者として残されて―エヴェレスト零下51度からの生還 (海外ヒューマン・アドベンチャー・シリーズ)死者として残されて―エヴェレスト零下51度からの生還 (海外ヒューマン・アドベンチャー・シリーズ)
(2001/12)
ベック ウェザーズステファン ミショー

商品詳細を見る
「死者として残されて」
ホール、クラカワーと同じ隊に参加、事故から生還した医師ベック・ウェザーズの自伝。
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  1. 2009/04/16(木) 21:41:00|
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